【DIY】ウォシュレットを自分で取り付ける方法を優しく解説

貯湯式のウォシュレット

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今やウォシュレット(温水洗浄便座)は必須品です。ボタン一つでお尻を清潔に保てて、冬場には温水機能や便座を温める機能が備わっています。

そんな便利なトイレ家電ですが、団地やハイツ、ワンルームマンションなどの賃貸に最初から装着されているとは限りません。

ここでは、ウォシュレットを自分で取り付ける方法を初心者向けに優しく解説します。

模様替等承認の申請が必要な自治体・住宅があり、賃貸住宅は退去時に原状復帰が基本です。取り外した便器一式は保管しておきましょう。

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ウォシュレットを自分で取り付ける方法

ウォシュレットを自分で取り付ける時はご自身で本体や工具を用意します。

用意する物

用意する物
  • ウォシュレット本体
  • モンキーレンチ
  • プラスドライバー(ベースプレートの形状による)
  • マイナスドライバー(止水栓の形状による)
  • 水受け
  • タオル(雑巾)
  • フレシキブル菅(タンクの状態によっては別途必要)

最近のウォシュレットは本体にアタッチメントやパッキン等の部品がすべて付属しており、新たに個別で部品を買い揃える心配がありません。

また、特殊な工具は必要なく、モンキーレンチとドライバーがあれば取り替えれます。もしウォーターポンププライヤーを持っているなら使うと便利です。

ホームセンターでモンキーレンチを買うと安くて600円ほどしますが、最近の100円ショップは工具も売っています。DIY用に用意しておきましょう。

一部、トイレタンクの既存給水管の形状によっては、フレキシブル菅への取り換えが必要です。

止水栓を閉める

トイレの止水栓
トイレの止水栓

まずはトイレの止水栓を閉めて水の流れを遮断します。

開けたまま配管を外してしまうと水び出しになって、下階に影響がおよぶ恐れがありますのでご注意ください。

トイレの止水栓が機能していないことも考えられ、念の為、水道メーター周りにある大元の止水栓も閉めておくことをおすすめします
※大元の止水栓を閉めると部屋全体の水が止まります

画像の止水栓は工具不要のハンドルタイプです。形状によってはマイナスドライバーで時計回りに最後まで閉めると水が止まります。

水が止まったかの確認は一度トイレを流してみましょう。タンクに水が流れなければ正常に止まっています。

給水管の取り外し

給水管を取り外している

モンキーレンチを使って給水管のナットを反時計回りにまわして緩めます。配管内に残った水を受けるバケツや洗面器を置いておくと安心です。
※水が出てこないこともあります

ナットを緩める時はもう片方の手で止水栓をしっかりと保持してください。ナットに力がかかった時に止水栓の根元に負担がかかって、曲がったり折れることも考えられます。

ウォシュレットの部品と接続するのは下側のナットだけですが、ついでに上側を外してパッキンを新しくしたり、フレキシブル菅を曲げる作業で両方を外しておくと作業がしやすいです。

分岐器具の取付

分岐器具

トイレの止水栓と給水管の間に付属していた分岐器具を取り付けます。ナットを締め込む前にパッキンの交換を忘れないようにしましょう。

パッキンはトイレメーカーによってサイズ(大きさや厚さ)が複数あり、どれを使うかは説明書の指示に従って取り付けていきます。

給水ホースの向きはトイレ室内の形状(配置)によって異なります。「ホースが壁に当たって取りつかない」ということがないように、位置を調整してくださいね。

フレキシブル菅の取付

フレキシブル菅
取付失敗例

フレキシブル菅をそのまま流用する場合は、分岐器具が入る程度に曲げてから使用します。

この時に曲げる位置に十分気を付けてください。画像では上側接続部近くから曲がっています。これではネジ部が潰れて水が漏れしてしまう恐れがあります

画像下側のようにナット部は真っすぐにして、フレキシブル菅の途中で曲げるようにしましょう。

もし既設給水管が「ストレート菅の場合」や「曲がらない場合」は、長さが合ったフレキシブル菅を購入して取り付けます。

メッシュタイプの自在フレキシブルは長さが余っても、巻いておけるので便利。見た目をスッキリさせるためにも無理に曲げない方が安心です。

また、「やっぱり自分の作業では水漏れが心配!」という方は、水道関連の業者さんへお願いすることをおすすめします

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※長さ、径は要確認

便座を取り外す

便座取付ナット

既存の便座は2つのナットで固定されています。

下から覗いてナットを反時計回りに緩め、ワッシャーやゴムアタッチメントも同時に外しましょう。持ち上げると便器が取り外せます。

ナットが取れてもゴムアタッチメントがあると、引っかかって抜けないのでご注意を。

便器が取り外せた

取り外せました。

もし、硬くて取り外せない時は左右に揺すりながら固着を剥がします。というのも、汚れが溜まりやすいところで、すごく汚れていることがあります。

ウォシュレットを取り付ける前によく清掃しておきましょう。

ベースプレートの取付

ベースプレート
灰色の部品がベースプレート

「ベースプレート」と呼ばれる取付器具を便器取付穴に差し込み、付属している取付位置を決める厚紙を使って位置を調整します。

もし奥過ぎる(画像では上方向)ですと、ノズルや排水穴が塞がれてしまいます。手前過ぎる(画像では下側)になるとウォシュレット本体が飛び出すぎて安定しません。

しっかりと位置を確認してからナットを締め付けましょう。

本体はベースプレートに滑り込ませる感じで差し込むと「カチッ」と鳴って固定されます。取り外す際はロック解除ボタンを押しながら手間へ引っ張ると簡単に外れます。

メーカーによって固定方法は異なりベースプレートがないタイプもあります。

給水ホースを接続

ウォシュレットに給水ホースの接続
ワンタッチクリップ

ウォシュレット下部に給水口が付いています。分岐器具から給水口へホースで繋いで、ワンタッチクリップで固定します。

パナソニック製の場合は工具で締め込む必要がなく非常に簡単です。Oリングが取り付けられているかの確認をしてから接続してくださいね。

コンセントに接続・点検モード

ウォシュレットの操作パネル

コンセントに電源プラグを接続すればウォシュレットの電源が入ります。あとは止水栓を開いて「水漏れがないかのチェック」と「点検モード」で動作の確認をしましょう。

メーカーによって操作方法は異なりますが、「ボタン長押し+コンセント抜き差し」のようにボタンを押すと点検モードへ移行します。

内臓タンクへ水が入るのか、ノズルが出るのか、水を排出できるのか、といったことも確認して、問題がなければウォシュレットの取付が完了です。

もし、トイレにコンセントがない場合は下記記事をご参考にしてください。

今回、取り付けたウォシュレットがこちら。

まとめ

ウォシュレット取付の全貌が分かっていれば意外と簡単な作業です。写真を撮りながらでも30分ほどで終わりました。

自分で作業をするとネットで安い物を用意できて取付費も節約となり、「自分でも出来そうだ」という方は挑戦してみてくださいね。

ホームセンターで取付けサービスについてを問い合わせたところ、出張取付の予約が一か月先まで埋まっていると言われてしまいました

店員さんから「簡単だから自分で付けたら?」とも言われてしまい、自分で取付けた次第です。実際に取付けてみても構造が簡単で色々と勉強になりました。

それでも、「う~ん不安だな」という方は依頼しましょう。

ネットで購入した商品を持ち込みOKのところもありますので、作業してくれる業者さんを探してみてはいかがでしょうか。

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