【自作クーラー改】静音ファン&強保冷剤でもっと涼しく快適に?

自作クーラー

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自作クーラーに取り付けた「ダイソーUSBファン」があまりにもうるさかったので、Amazonで静音ファンを取り寄せてバージョンアップさせました。

ついでに保冷能力が高いとされる「ロゴス 氷点下パックGT-16℃ハード600g」も購入。保冷時間と冷え具合を確かめてみました。

結論からお伝えすると、静音ファンはダイソーのUSBファンと比べてかなり静かで買って良かったと思います。

しかし、ロゴスの保冷剤は取り扱いが難しく、保冷時間と冷え具合はダイソーの保冷剤とさほど変わりがないため、コスパが悪く微妙な結果となりました

あまりお金をかけずに夏を乗り切りたい方に向けて詳細をご説明していきます。

自作クーラーの作り方については下記記事をどうぞ。

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自作クーラーを作るなら静音ファンがおすすめ

ファンとクーラーボックス

今回、Amazonで購入したのが「KEYNICE 静音USBファン2個セット」です。

購入時期によって価格は前後しますが、2つのファンが付いて1,000円台という安さ、静音、3段階の風量調整付きが決め手となり購入しました。

シゲアキ

1つのUSB電源から配線が2股に分かれてファンが付いています。

1つのファンだけで良いという方は、1ファン式の静音USBファンが1,000円前後で売っていますので、そちらを検討してみましょう。

円形状に切り抜いてしまったクーラーボックスを再度購入するのは勿体ないので、スポンジテープで隙間を埋めました。

安い割に静かで快適

ダイソーのUSBファン
ダイソーのUSBファン
静音ファンの音量
静音ファン
ファン騒音レベル
ダイソーUSBファン68.8dB(レストラン)
KEYNICE 静音ファン56.6dB(静かなオフィス)

ダイソーファンと比べて騒音レベルは約10dBの差です。静音ファンの音を文字にすると、ファンだけに「フヮァーーーン」という感じで聞こえるけど気にならない程度。

特に異音もなく綺麗に羽根が回っています。

1,000円ちょっとの追加費用が必要となりましたが、購入した価値はあったと感じています。10dB程度の差でも快適さが断然違いました

シゲアキ

最初からこちらを購入するべきでした。

羽根のサイズが大きくて風量も十分

二股の静音ファン
ファン羽根のサイズ(直径)
ダイソーUSBファン
(6枚羽根)
約10.5cm
KEYNICE 静音ファン
(9枚羽根)
約11cm

ファンの音の大きさ・風量は「回転数」「羽根のサイズ」「羽根の枚数」「羽根の形状」などで違いが出ます。

羽根が大きいファン
  • 1回転当たりの風量が多い
  • 回転数を抑えられる
  • 小さいファンに比べて静か
  • 全体的に大きくなる
  • やや高価
  • 大きい・羽根の枚数が多いと消費電力が増える

基本的に大きいファンほど風量が多く、小さいファンは風量が少なくなるので、同じ風量にしようと思うと小さいファンは回転数を上げる必要があります。

そのため、小さいファンは作動音が大きくなってしまうのです。

ダイソーのファンはやや小さい10.5cm。パッケージに回転数の記載はありませんが、回転する羽根の見た目ではKEYNICEのファンよりも高速回転していると思われます。

ただし、モーターの性能やサイズ、枚数、形状などのトータルで風切り音や作動音が決まるため、大きさや回転数だけの単純な比較はできず、実際に動かしてみないと静かさは分かりません

何度でも書きますが、ダイソーのファンはうるさかったです。

330円のダイソーファンは、コストをかけられない要因でモーター性能が良くなさそう。

自作クーラーにロゴスの保冷剤は向いていない

ロゴスの保冷剤 氷点下パックGT-16℃ハード600

こちらが「ロゴス 氷点下パックGT-16℃ハード600g」の保冷剤です。一般保冷剤と比べて保冷能力約8倍、冷却速度約8倍という謳い文句にひかれて購入しました(1,000円弱)。

シゲアキ

魚をこの保冷剤で挟むと凍るほど冷たいそうです。

期待とは裏腹に、自作クーラー内でファンの風を当て続けていると本来の性能を発揮できないようです。

ダイソーの保冷剤と冷却性能に差はあまりない

クーラーボックスに入った保冷剤

クーラーボックスに各保冷剤を1つずつ入れて、室温25℃/湿度60%の部屋で自作クーラーのファンを回転させたまま放置しました。

スタート時

冷凍庫から出した保冷剤の温度

冷凍庫から出した直後のロゴス保冷剤は「-19.3℃」でした。ダイソーの保冷剤と比べると約2℃も冷たくて涼しさに期待できます。
※普通設定の冷凍庫(強冷設定を推奨)

ダイソー保冷剤の温度
ダイソー保冷剤
ロゴス保冷剤の温度
ロゴス保冷剤

クーラーボックスに入れてファンを回転されてしばらくすると、ダイソーが「-1.2℃」ロゴスが「-5.6℃」でした。

この時点では、ロゴスの方が冷たい風が出ています。

3時間経過

溶けだした保冷剤
ダイソー保冷剤
ぬるくなってきた保冷剤
ロゴス保冷剤

あれ?

3時間経過した時点では両者ともに「19.8℃」。温度を測る場所にもよりますが、だいたい同じような温度になります。

7時間経過

あれれ??

7時間経過すると、どちらも「23.8℃」まで上昇。ダイソー保冷剤とロゴス保冷剤はずっと同じ温度で推移しているようです…

溶けた冷液が下に溜まっただけと思いましたが、裏返して計測してもさほど違いはありません。

ファンの風を当て続けるという正規の使い方ではない状態では、保冷能力約8倍、冷却速度約8倍の結果にはなりませんでした。

真夏の環境では、また違った結果になるかも。

ロゴスの保冷剤は凍りにくい

ロゴスの保冷剤が凍らない
白い部分が凍っている箇所

説明書に「-20℃以下で36~48時間凍らせる」と記載されています。

普通設定の冷凍庫でも-20℃以下になっているはずですが、冷凍庫内で3日間放置しても3分の1しか凍りませんでした。

そのまま放置して完全に凍った(真っ白になった)のが6日目です。冷凍庫内の食材や他の保冷剤と接触していても凍りにくくなるとのこと。

冷凍庫に入れたまま、たまにキャンプや釣りで使う人には良くても、ロゴスの保冷剤を毎日使用するにはスペアが複数個必要です。そのため、コスパ重視の自作クーラーには向いていません

ロゴスの保冷剤は1つ1,000円前後もするため、ダイソーで買える1個110円の保冷剤と比べると非常にコスパが悪いですね。

それならダイソー保冷剤を10個購入して順次入れ替えのサイクルで使用する方が毎日使えますし、常に冷え冷えの状態で涼めます。

まとめ

自作クーラー用に使うなら、取り扱いやすさとコスパはダイソー保冷剤が勝ります。瞬間的な冷えはロゴス保冷剤。

予算や使用頻度、ほかの目的でも使うのか?を考慮して、どちらを購入するか検討していただければと思います。

静音ファンは買って良かったです。「うるさい」というストレスから解放されました。エアコンの無い自室でも、自作クーラーでなんとか真夏を乗り切れそうです。

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