キッチンDIYの罠!貼って剥がせるシートは数年後に剥がれない!

シンクの扉のDIY

収納棚や壁などを自分好みの柄に変更できるリメイクシートは大掛かりな工事が不要で安価、素人でもDIYでキレイに仕上がる手軽さは魅力的です。

ホームセンターやネット通販でも普通に販売されており、「貼って剥がせる」をアピールしている商品を見かけたことがある人もいらっしゃると思います。

冷静になって考えてみると気付くのですが、高価買取&安値販売と同じで「強力に貼り付いて簡単に剥がせる」は矛盾しています。

特殊ポリマーが配合された粘着剤や新技術が使われているならまだしも、聞いたことがないメーカーの安価なシートは「強力に貼り付いて簡単に剥がせない」恐れがあるのです。

当時はブログを書こうと思っていなかったので、剥がしている最中の画像はありません。

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安物の貼って剥がせるリメイクシートは買うと後悔します

キッチンシンクの扉
ハイツ:リメイクシートを貼る前

県営団地の前は築10年2LDKの軽量鉄筋ハイツに住んでいました。

駅徒歩約10分の駐車場込みで家賃が近隣相場よりも安い月8万5千円。大手住宅メーカーが施工したこともあり設備面では申し分がなかったです。

唯一気になったキッチン収納棚の扉。なぜ黄色にした!?と、今でも大家さんと住宅メーカーに問いたいカラフルキッチン…。

好きな人には良いと思いますが、僕の個人的な好みと合わず「無難な白・黒・茶色にすれば良いのに(敬遠する人が少なくなるのに)」と心から思いました。

そんな時に便利なのが当記事のテーマでもあるリメイクシート。老朽化を隠すだけではなく、色を変えたり木目調にしたりタイルにしたりと自分好みの柄に変化させることができます。

昨今のDIYブームでテレビ・雑誌・ウェブサイト等でもよく紹介されていますよね。特に昭和時代に建てられた古い団地には相性が良いと思います

しかし、安易にキッチンDIYをマネすると忘れていた頃に痛い目にあいますよ。

強力に貼り付きすぎて剥がれない

リメイクシートの使い方は、シートを適当な大きさにカットしてシワにならないように伸ばしながら貼るだけです。

取っ手が付いている扉は事前に裏側のネジで外しておきましょう。表面と側面まで覆えたら端から数センチのところで折り返します。

単行本や100円ショップで売っているゴムヘラなどで空気を追い出しつつ広げていくとキレイに貼れますよ。

リメイクシートを貼った扉

貼り終えたらネジが貫通するようにして取っ手を元の位置に戻します。

シート自体は分厚く粘着力が強いため、思っていた以上にピッチリと貼れたキレイな焦げ茶色の木目調扉に生まれ変わりました。

カラフルだった黄色から落ち着いた色合いでイメージ通り。安い材料費と人件費は自分で作業をするので無料。ここまでは言うことなしです。

さて、リメイクシートを貼ってから6年後に県営団地に引越すことになり、ハイツを受け渡す退去日までに入居時の状態に戻さなくてはなりません。

退去日が迫った2週間前。粘着力が強くてピッチリと貼れたシートは男性の僕が手で引っ張ってもビクともしないくらいにへばり付いていました…

それに力づくで引っ張るたびにシートがちぎれてしまうのです。これは手ごわい…。

ドライヤーで温めたりシートと扉の隙間からシール剥がし剤を注入したりとかなり大変です。扉と引き出しを合わせて10枚も剥がさなければならず、気の遠くなるような作業でした。

パッケージに「貼って剥がせる」と書いていたら普通は「ビリビリビリっと簡単に剥がせる」と思いますよね。

  • 聞いたことがないメーカー製(特に中国からの輸入販売)
  • 相場より極端に安い(高いから良いとも限らない)
  • 「特殊素材配合」などの表記がない

これらの商品は「強力に貼り付いて終わり」の可能性が高いです。つまり、数年後のことは知らんぷりの「売り逃げ商品」だということ。

貼って剥がせるリメイクシートは慎重に選びましょう。

劣化による固着も考えられるため短期間での使用を推奨します。

剥がす時にノリが残りまくる

ノリが貼り付いた収納棚

やっとの思いでリメイクシートを剥がすとノリがすべて扉の方へ残ってしまいました。

表面はツルツル素材のウレタン樹脂塗装だと思いますが、手で触ってみるとデコボコのザラザラです…。これでは原状回復にならず賃貸不動産屋および大家さんに怒られてしまいますね。

最悪の場合は「扉の弁償」として退去費用を請求されることも考えられ、ざっと扉の値段を調べてみたところ扉単品での販売は少なく意外と高額でした。(単品は割高)

  • デザインシンクの扉:一式で10~18万円ほど
  • 団地シンク(公団シンク):1枚で8千円前後

※枚数により総額は変動します

なかなかのお値段がします。数千円のシートで模様替えをしたがために、退去時に高額なお金がかかるとなると後悔しかありません。

そんな出費を避けようと、脱脂効果のある無水エタノールで拭いたりホームセンターで強力なシール剥がしを買って拭いたりして、予定していなかった時間・労力・お金を無駄にしました

退去日数日前にリメイクシートを剥がし始めていたら間に合っていなかったと思います。時間をかけた掃除で最終的にはほぼキレイになったのですが、手で触るとまだ少しザラザラ。

賃貸不動産屋に室内をチェックしてもらう立ち合いで突っ込まれるかなと覚悟していたところ、「経年劣化を考慮してギリギリセーフ」ということで余計な出費は免れました。

リメイクシートを貼るならマスキングテープで養生した上に貼るべき

公団シンク
何もしていない

そんな苦い経験から、現在はキッチン扉の見た目を良くするDIYは何もしておらず、公団シンク標準の少し黄色がかった白色のままです。
※前入居者のヤニ汚れも付着しています

もしリメイクシートを貼りたいのであれば、先に幅広マスキングテープで養生した上から覆うと良いと思います。強力な粘着剤が使われているリメイクシートでも、粘着力が弱いマスキングテープと一緒に剥がせば簡単です

ただし、マスキングテープにも自動車塗装用・建築塗装用・和紙製・フィルム製などの種類があり、材質(表面)とシートの組み合わせによっては上手く貼り付かない可能性も考えられます。

「リメイクシートの粘着力」や「いつ剥がすのか?」「建て替え予定で原状回復しなくても良い」などを考慮して、思い通りのキッチンにDIYしましょう。

ネット通販で購入する場合は「剥がした後の追記レビュー」を重要視します。「剥がれない・粘着剤が残る」と書いてあれば、その商品は避けた方が無難です。

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