引越し代が高くなってしまう理由の一つに「荷物が多い」があります。
我が家では日程の関係上、今後使う予定のない物を処分できずに引越し当日を迎えたため、無駄な仕分けや運搬が多くて苦労しました。
ここでは、引越し前の不用品買取について失敗談も含めたご説明していきます。
【引越し前】不用品買取の活用方法
引越しは大きなトラックや作業員さんをたくさん手配するほど「車両代」と「人件費」が増すため、荷物が多いとどうしても引越し費用が高くなります。
事前に不用品を処分していれば、自分たちで荷造りをしたり時短になってコンパクトな引越しが可能です。
それに必要のない物を処分して少しでもお金に変わると嬉しいですよね。買取額から相殺すると実質的に引越し代をかなり抑えられます。
今後使う予定のない物は捨ててしまう前に「査定見積り」をしてもらい、「買取」という形で処分していきましょう。
悪質な業者に注意
先に注意点からご説明していきます。
買取価格に関しては業者さんによって本当に“まちまち”です。というのも、僕自身が怪しい業者に引っ掛かりそうになりました。
実例として1年しか使っていないドラム式洗濯機(約20万円で新品購入)を査定してもらった時の額は次の通り。
買取店 | 査定額 |
---|---|
A店 | -15,000円 |
B店 | +3,000円 |
C店 | +65,000円 |
A店は処分費用が必要とのことでまさかの実質マイナスです。たった1年間しか使用しておらずキレイなのに「回収にお金が必要」とはどう考えてもおかしな話です。
きっと処分ではなく中古品としてそのまま販売する悪質な業者だったのだと思います。
一方、C店では最初から60,000~65,000円での査定見積りと電話連絡がありました。実際に見てから状態が良ければ最大で65,000円とのこと。結果的に満額買取です。
需要と供給のバランスや在庫数、時期によっても買取額は異なるのですが、-15,000円と+65,000円では違いすぎますね。
価値がある品を「無料引取り」または「回収費用を請求されてしまう」ことは避けたいです。
もちろん、買取後に売れる商品ではないと対応してもらえないこともあります。高価な物は事前に相場を調べておくか、まずは無料の査定で相談から始めることをおすすめします。
一括で査定してもらえると便利
引越し時は様々なジャンルの家財をまとめて処分します。そのため、個人オークションやフリマサイトの活用は不向きです。
最近は出張査定や郵送査定が可能な業者さんが増えていて、自宅にいながら気軽に買取りができて便利ですね。
メリット
- 自宅まで来てくれる
- 郵送は査定の待ち時間がない
- まとめてお任せできる
例えば、使っていない家電がクローゼットや押し入れの中に眠っていませんか?仮に未使用だとしても年数が経つほど価値が下がっていきます。
特に生活家電・オーディオ家電・デジタル家電などは発売から新しくて綺麗な物ほど高く買い取ってくれる傾向です。
使う予定がないまま放置しているよりも、引越しを機に思い切って買い取ってもらいましょう。思わぬ臨時収入になる可能性も充分に考えられます。
ネット査定のデメリットは発送・キャンセル時の手間と大型家具家電は郵送ができないこと。大きくて運べないモノは対応しているお店に出張査定をしてもらいます。
こちらも店舗によってサービス内容が異なり、郵送または出張のみの対応になることもあります。利用する前に確認してみてくださいね。
どう考えても売れなさそうな不用品は有料で一括処分してもらえます。「くらしのマーケット」で複数社の料金を確認してみてくださいね。
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得意・不得意な取扱い品目がある
一括で査定してもらえると便利です。ただし、不用品の種類によっては専門的な業者さんに依頼する方が高く買い取ってくれる可能性も。
- 漫画・書籍
- ゲーム・おもちゃ
- 着物
- 切手・レトロ
- ブランド品
- 楽器
- バイク
- 骨董品・絵画
など
業者さんは買い取った後に販売をして利益を出します。
そのため、得意な取扱い商品ではない場合は安く査定されたり、本当の価値が分からず「経過年数」だけで判断されることも考えられます。
車で例えると「車齢」と「走行距離」での査定が基本。そこにキズや汚れ、メンテナンス状況によりマイナスのポイント分の金額を引く減点方式です。
クラシックカーやスポーツカー(旧車)はプレミア価値があるのですが、「古い」という事実だけに着目してしまうと価値はほぼ0になってしまいます。
日本では人気がなくても海外では大人気といったことも考えられ、幅広いネットワークのある業者さんは“本来の価値”で査定してもらえるかもしれません。
一般のお店では売らないようなマニアックな不用品ほど専門的な業者さんに的確な査定をしてもらいましょう。
不用品買取サービスの違い
最後に簡単ではありますが、引越し前に調べたり体験した各不用品買取サービス業者の違いについてまとめてみました。
業者 | メリット | デメリット |
---|---|---|
総合買取販売店 | 本・DVD・ゲーム・楽器・家電などの家庭用品が売り買いできる。 | 家具・雑貨を買い取ってくれない場合が多い。 |
リサイクルショップ | ほぼオールジャンルで売り買いできる。地域密着店が多い。 | 新商品やブランド品以外の買取価格はあまり期待できない。 |
引越し業者 | 引越しと同時に不用品の買取が可能。 | リサイクルショップと提携していることも。別々に動くと予約が取りにくい。 |
不用品回収業者 | 不用品をまとめて持って行ってくれる。 | ゴミとしての回収費用が必要な場合も。価値のある品は代金から相殺。 |
特定品専門業者 | 適正価格で買取ってくれる可能性大。 | 特定品のみの買取で片付きにくい。 |
あくまでも個人的な印象です。
リサイクルショップは買取価格が安く、買取相場が5,000円のベビーベッドが400円というタダ同然の値段を付けられた経験もあります。
持ち込みと持ち帰りの苦労を考えると捨てた方がマシです。
各業者の中でも企業によって強み・弱みがあり賢く利用していきましょう。どの業者さんを選ぶにしても余裕を持った早めの行動をしてくださいね。