時間がない。特別なスキルもない。「収入を増やしたい」と考えていても、なかなか難しいですよね。
それなら「増やす」より毎月の出ていくお金(支出)を見直す方が簡単。無理のない固定費削減なら今まで通りの生活とさほど変化がありません。
なんとなく後回しにしてきた人も、この機会に1つでも節約できるように一歩踏み出してみましょう。
すぐにできる節約で毎月の支出を減らそう
- 新聞購読の解約
- スマホ契約プランの見直し
- 電気・ガスの切り替え
- 雑誌・書籍・漫画の定額利用
- 動画視聴の定額利用
- コンビニの利用を控える
- 空き時間にアンケートでポイントを貯める
上記は僕が実践した節約です。
ざっと計算すると年間10万円は節約ができています。それだけ無駄が多かったということですね。
それぞれについてご説明していきます。
新聞購読の解約
固定費の中で最も削りやすいのが新聞です。毎朝夕の日課で隅々まで読んでいる方はそのまま継続しても良いと思います。
しかし、実際のところはテレビ欄しか見ない・スポーツ欄しか見ないなど、なんとなくの習慣で購読している方もなかにはいらっしゃるはずです。
そのような方はパソコン・スマホで閲覧できるニュースサイトやニュースアプリをメインに活用してみてはいかがでしょうか。
ほぼリアルタイムで配信されるネットの情報は朝夕2回の新聞よりも迅速かつ基本は無料で手に入ります。情報収集の使い勝手も良いです。
折り込み広告にしても、最近は自社のWebサイトを運営している企業が多く、インターネットでセール情報を確認できます。
新聞購読を解約すると月に約4,000円。年間で約48,000円の節約。
「やっぱり紙の新聞を読みたい」と思ったら書店やコンビニ、駅売店などでその都度購入したり、すぐに再開(再契約)できます。
新聞がない生活も慣れると不自由はありませんよ。
スマホ契約プランの見直し
総務省がスマホの月額料金やサービス内容を見直すように呼び掛けています。
その結果、通信企業各社が料金を下げたりサービス内容をより充実させたりといった、利用者にメリットがある「新料金プラン」を登場させる流れとなりました。
ドコモ | ahamo(アハモ) |
ソフトバンク | LINEMO(ラインモ) |
au | povo(ポヴォ) |
ドコモは月間データ通信量が20GBまで。5分以内の国内通話が無料で月額利用料は税込3,278円(税抜2,980円)。
auとソフトバンクも同じく月間データ通信量は20GBまで。基本の状態が「5分以内の無料通話が無し」で税込2,728円(税抜2,480円)。
「5分以内の無料通話」のサービスが必要であれば、オプション(税込550円)の申し込みで追加できます。無料通話が不要な人にとってはプラン内容の選択ができて良いですね。
ソフトバンクはLINEサービスとの連携が強みで、LINEの音声通話・ビデオ通話はデータ消費なしの使い放題。
アプリ通話をたくさん利用する人は他社よりもお得です。
auとソフトバンクに無料通話を付けると3社共に同じような内容・料金になります。
僕がauを使っていた頃の旧プランはデータ通信量が月間7GBまで。電話代は完全に有料で月々8,000円近くもお支払いしていました。昔と比べるとかなり安くなっています。
新料金プランは店頭でのプラン変更(契約)は受け付けておらず、インターネット専用の申し込みです(店頭で説明を受けられない)。
慣れていない人には難しいかもしれませんが、かなりの節約効果がありますのでプラン変更に是非チャレンジしていただきたいです。
ひと月に約5,000円。年間で60,000円の節約。
※プラン内容や利用状況によって異なります
大手キャリアが月額料金を大幅に値下げしたことにより、サブブランドや格安SIM系も値下げを公表しました。
現在、僕がメインで利用しているUQモバイルでは「くりこしプラン」が2021年2月1日より新しく登場しました。
UQの新プランは旧プランよりも500円安く、特別な条件がなく毎月の支出が減るので助かります。
※プラン変更の申し込みが必要とのこと。プラン変更の場合は翌月から適用。
通信業界は流れが速く理解しずらいことも多いです。とはいえ、今回の新料金プランは「スマホ業界の革命」と言えるほどの大きな出来事。
旧プランのままスマホを使い続けるのは本当に勿体ないので、この機会にプラン変更やキャリア乗り換えで固定費の節約をしてみましょう。
電気・ガスの切り替え
電力自由化やガス自由化により、電気・ガスの契約先を自分で選べるようになっています。
電力自由化のメリット
- 料金メニューを選べる
- 電気とガスのセット割引き
- ポイント還元
- ネットで時間別の使用量を確認できる
など
電気やガスの自由化は、自分に合った料金メニューの選択・ポイント還元などのメリットがあります。
いままでと何ら変わりなく使えて使用料金が安くなる可能性が高いため、地域電力会社の通常プランに契約したままの人は早めに切り替えるべきです。
基本料金が0円の電力会社は使った分だけをお支払いするシンプルな料金メニューです。ただし、基本料金が無い代わりに1kWh当たりの単価が少し高めに設定されています。
地域によりますが、1人暮らしや節約であまり電気を使わないご家庭は基本料金0円の電力会社にすると逆に損をするかもしれません。その点はご注意ください。
あとはもらったポイントが使いやすいかどうかですね。
例えば、Amazonをメインで使っている人が楽天でんきの楽天ポイントを貰っても使いづらいです。auでんきでPontaポイントをもらってもなあ…。という方もいらっしゃると思います。
普段利用するお店でポイントが使えるのか。特典やポイント還元ではなく単純に月の料金を安くしたいだけなのか。色々と検討してみてください。
「イマイチ何が違うのかよく分からない」という人は理想の電力会社を教えてくれるサイトがあります。こういったサービスも利用してお得に電気・ガスを使いましょう。
雑誌・書籍・漫画の定額利用
雑誌・書籍・漫画を月に何冊くらい購入しますか?月に1冊~2冊でも買うのであれば電子書籍の「定額読み放題」にすると出費を抑えられるはずです。
僕の母は料理雑誌や趣味の絵画雑誌を毎月欠かさず購入します。本屋さんには申し訳ないですが、そのお金で読み放題に入れて元を取れるのに非常に勿体ない。
読む予定ではなかったり出費を気にして買わないような本も定額プランなら気軽に読める楽しさがあります。
僕自身はAmazon Kindle Unlimitedで年間に238冊を読みました。書籍の他に風景写真やグラビア、漫画も読んでいて水増ししたような既読数ですがかなり得しています。
定額で読めば読むほど得をする。
加入するサービスにもよりますが、残念点は「すべてが読み放題」ではないこと。最新刊や人気作は有料で別途追加料金が必要な場合が多いです。
雑誌・書籍・漫画の何を重視するかで、どの読み放題に加入するかを検討しましょう。雑誌に特化するなら楽天マガジン。月額利用料が業界最安値クラスで配信雑誌が多いです。
書籍や漫画、写真集、インディーズ(自費出版のような制度)を重視するのであればAmazon kindleアンリミテッドが優位。
好きなタレントさんの特集を保存版として購入するなど、特別な理由以外で月に1冊でも本屋さんやコンビニで本を買うなら読み放題を利用してみると良いですよ。
毎月の出費がかなり抑えられて通勤時間や寝る前の読書時間が広がります。
初回登録はお試し無料期間があります。
動画視聴の定額利用
動画視聴の定額利用(VOD)も読書と同じような感じです。
僕の義父は映画が好きでよくTSUTAYAにDVDを借りに行きます。ネット環境とパソコン・スマホがあるのに、こだわりがあるのかお店に足を運ぶ。
ディスクをコピーする訳でもありません。
もちろん、パッケージを見て新たな作品との出会いを楽しむならそれで良いと思います。ただ、どう考えても月額料金を払って見放題にする方が安く返し忘れがなく楽です。
Amazonでもプライム会員はショッピング配送料無料の特典付きで「Amazonプライムビデオ」が見放題になるのはすごく得だと思います。
定額制は便利かつ普通に借りる(買う)よりも安い。当然人気が出ますよね。まだ試したことがない方は一度視聴してみてください。動画視聴も初回お試し無料期間があります。
もし合わなくても無料期間中に解約すればお金は請求されません。
コンビニの利用を控える
以前はコンビニのヘビーユーザーで、毎日のように缶コーヒーやお弁当、たまにチキンのホットスナックを買ったりと本当に無駄遣いをしていました。
最近はスーパーで見切り品ばかりを狙っています。
今日は遅くなったので見切り品で晩ごはん
半額シールの手前側が好き pic.twitter.com/LhlXQnsR04— 団地シゲアキ🏢 (@_danchi55) November 28, 2020
コンビニは24時間いつでも利用できる便利な反面、定価販売でお財布に優しくありません。飲み物を買うにしてもスーパーならペットボトルが常時半額近くで売っていますね。
つい癖で「コンビニに行こう」と考えてしまう人は、とりあえずスーパーかドラッグストアで買い物を済ませましょう。
長いスパンで考えるとコンビニ利用とスーパー利用では大きな差が出るはずです。あとはスマホアプリの活用ですね。
正直なところ、僕は現金主義であまり“スマホ払い”が好きではないのですが、政府がキャッシュレスを推奨していてペイペイ等の電子決済の流れに乗らないと損をします。
普通のスーパーでも電子決済に特別割引が付くこともあり、「使わなくてももいいや」とお考えの方も節約のために挑戦してみてくださいね。
空き時間にアンケートでポイントを貯める
最後は「支出を減らす」ではなく増やす策です。僕は空き時間に「マクロミル」というアンケートサイトの回答でポイントを貯めています。
創業20周年で利用者が多いから安心。スマホまたはパソコンでアンケートの選択肢をタップしていくと1件(1件あたり数問)で2~10ポイントくらい貯まります。
500ポイント(初回は300ポイント~)貯まればAmazonギフト券などと交換可能。アンケート内容は守秘義務があり詳しくはお伝えできませんが単純なものです。
- 〇〇の広告を見たことがあるか?
- 利用してみたいか?
- ○○を飲食した感想
- また買ってみたいか?
- 子供の学習塾を検討しているか?
こういったアンケートが1日に5~10通届くので時間があるときに答えていきます。
正直なところ「めちゃポイントが貯まる」という訳ではないです。頑張ってひと月に500ポイントくらいかなと。年間4,000~5,000円相当になります。
もっと貯めようと思うとオンライン(電話)対談や会場に集まってモニターをすると一気に数千ポイントが貯まるそうです。
僕はそういうのに参加しない派ですが、興味があったり楽しめる人はお小遣い稼ぎに良いですね。
もし興味があれば下記リンクから会員登録して頂くと、「お友達紹介」という形で登録後のアンケート回答で最初に30ポイントがもらえます。
商品交換まで頑張ってみてくださいね。
まとめ
収入を増やすよりも支出を減らす方が簡単で月々の無駄を省くとけっこうな額が毎月の節約になります。
無理なく普段通りに暮らしていて減る分が少なくなると嬉しいです。見直し内容によっては年間10万円以上も違ってきます。
分かってはいるけど腰が重くてなかなか手付かずのままになっている人は、この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね。