ずっとやりたかったこと。それは和室の畳部屋にパソコンデスクを置くことです。しかもL字型でハイタイプの巨大なヤツ。
「和室にパソコンデスクはないでしょ」という意見の方もいらっしゃると思います。でも、和室の畳にパソコンデスクはありか?と聞かれると僕は「全然あり」と答えます。
自室は好きなようにやっても良いのですよ。
自分の使いやすい配置で趣味の物を置いていく「男(女)の隠れ家」的な感じでインテリアに正解はなく、自分が満足して楽しんだ者勝ちです。
確かに和室はローデスクが似合うかもしれません。しかし、和モダン(和テイスト)のこだわりはなかったので、最初からハイタイプに決めていました。
現在はパソコンチェアも購入しており、洋室スタイルでネットを閲覧したり電子書籍を読んだり、ブログを書いたりして楽しんでいます。
ここでは、ネットで購入したL字パソコンデスクのレビューや和室の畳に設置する際に気を付けたいことをご説明します。
和室の畳にパソコンデスクを設置する方法
今回、購入したのが「PRIME」というL字型パソコンデスクです。
ニトリやホームセンター、家具屋さんに行ってもL字型デスクの取扱いが少なく、取り扱っていても高価なオフィス用だったので安く買えるネット通販を利用しました。
有名な実店舗よりも半額以下、しかも送料無料。シンプルな角ばったデザインでセンターに支柱がなく、幅広い天板かつ配線通しの穴が開いている点が決め手となりました。
組み立て方
L字は短い方の天板を付ける位置で「右L」と「左L」のどちらかをお好みで選択可能です。
説明書は「右バーション」と「左バージョン」の2枚綴りになっており、どちらで組む場合も理解しやすいと思います。
番号シールが各部品に貼られているので、組み立ては番号順にボルトやナットを使い説明書に記載している位置で固定していくだけで簡単。
新たに穴を開けたり切る作業はもちろん不要で付属しているスパナとプラスドライバーのみで完成します。
ただ、付属しているプラスドライバーとネジ山(頭)のサイズが微妙に合っておらず、最後の締め付けで舐めそう(穴が潰れそう)になります。
それにグリップが小さいのと軸が短くて力を入れずらく作業効率が悪いです。持っているなら3番×100mmくらいの長さのプラスドライバーを使うことをおすすめします。
注意:まずは仮止めする
組み立て作業はパソコンデスクを裏返した状態で行います。
各部品の取り付け時に、いきなり本締めしてしまうと2つの天板に段差ができてしまう恐れも。まずは仮止めで支柱とクロスになった補強金具を取り付けます。
特に畳の部屋は凹凸がありますので、表に返して建付け具合をみてから本締めをしましょう。
パソコンデスクを1人でひっくり返すには重たくて無理でした。畳やテーブルを傷つけないためにも、2人以上で持ち上げた方が安全です。
各部を本締めする
表にひっくり返せたら設置したい場所に置いて、段差にならないように調整しつつ取り付けたネジやナットを本締めしていきます。
これで2枚の天板に段差がなく取り付けできました。
もし、どうしても段差ができてしまう場合は、すべてのネジ(ナットも)を緩めて全体を揺するとネジに対してネジ穴の位置が中央に落ち着きます。
それでもダメな場合は不良品または畳の一部が凹んでいて真っすぐにならないのかもしれません。畳が原因の場合はクッションタイプのシートを敷くと改善しやすくなります。
配線穴のキャップを取付ける
配線通しのキャップは大枠と3つの穴がある回転式のシャッターで構成されています。
大枠は直径約4.5cmの幅でコンセントタップなどの大物も楽に通り、線の太さや本数によって穴の大きさを選ぶとスッキリした見た目でフラットに収まります。
配線穴は大きい天板の左右に2か所、小さい天板の中央に1ヵ所です。
例えば、マルチモニターにしたりプリンターを置いたり、スマホの充電ケーブルなども下から通せてテーブルを広々と使えます。
自分の好きな配置で幅広い用途に活用できて便利です。
完成:L字型は出しっぱなしできて楽
下が畳でも別に違和感はないはず。最初は180度回転させたオフィスっぽい配置にしていたのですが、団地の6畳和室では圧迫感がすごくてやめました。
やはり、壁に向いたコーナーテーブルとして使う方が部屋を広々と使えて良いですね。
画像右側の大きい天板が奥行約60cmもあり、「ノートパソコン+別置きキーボード+リストレスト」を置いてもゆったりと使えます。
これだけ奥行きがあればパッドを使う絵描きさんにも良さそう。
ただ、天板に木目の小さな凹凸があり、紙を直接置いて文字や絵を描くには向いていません。勉強や書き仕事で使う場合は下敷きを使いましょう。
横幅が約120cm。余裕で2台のモニターを置けます。
左側が奥行約40cmで書類や飲み物、小物などのすぐに手が届くと便利な物を出しっぱなしにしています。
見栄えは良くありませんが「出しっぱなし」がポイントです。手が届く場所に自由スペースを作るとストレスが少なく、L字型パソコンデスクにして良かったと思います。
畳の凹み対策をする
パソコンデスクを畳の上に直接置いてしまうと凹んでしまう可能性が高いです。
畳が凹む主な原因
- 重たい
- 力がかかる面が硬い
- 力がかかる面積が小さい
念の為、上記3つの原因を対策します。
予防としてはクッションシートや切り取ったジョイントマットを敷きます。余っていた子供用のジョイントマットは分厚過ぎたので、床保護用のシートを脚の下に敷きました。
ある程度の重みなら柔らかいクッションで受け止めてくれますし、面積が大きくなったことで力が分散されて一点に集中しません。
元から畳が凹んでいたとしてもクッション性があるシートで平行を保ちやすくなり、まだ設置してから2か月ほどですが、今のところは凹まずに堪えてくれています。
畳にシートを敷くと「ダニの温床になる」と、どこかで読みました。気になる方は畳が変色しない程度にハッカのような天然成分を下面に軽く塗って置けば良いと思います。
使っているクッションシートは「iteckのエバークッション」です。家電・小物用ですので、あまりにも重たい物を天板に載せると耐荷重が少し心配。
たまたま家にあってイメージカラーの黒色だったので使いました。
一応、下記にリンクを貼っておきますが、100均やホームセンターなどで買えるような安い物です。ネット通販は送料が必要となり割高。
※確か100円ちょっとで買いました
お店に行って「家具・大型家電用」のしっかりした物を購入してくださいね。
チェアマットの代用品アイデアは以下のページをどうぞ。
まとめ
全然オシャレではありませんが現在はこんな感じです。DIYで使いやすいように少しずつ手を加えています。
和室の畳にパソコンデスクを置いても何ら問題はありません。「和室だから…」といって置かなかったりローテーブルにこだわる必要もないと思います。
パソコンデスクはシンプルなタイプやラック付き、短いL字型など様々なデザインがあります。固定概念にとらわれず好きなようにアレンジしてくださいね。