和室の畳にオフィスチェアを直接置くと、すぐに畳がボロボロになってしまいます。それに滑りが非常に悪い。
この問題を解決すべく、お手頃価格のチェアマットをネット通販で探したところ、意外と高価だったり「巻き癖がすごくて使えない」というレビューがちらほらと目に付きました。
そこで、「使えるのでは?」と考えたのが「ニトリの透明テーブルマット」です。
- 安い
- 透明
- 分厚い
- 巻き癖がない(少ない)
元々の使用用途とは違いますが、試しに2か月間敷いてみても上記の理想に近くて問題なく使えています。
和室に使うチェアマットの代用品としてご参考になれば幸いです。
チェアマットの代用にニトリの透明テーブルマット
こちらがニトリの透明テーブルマットです。
サイズ | 80×120cm |
厚さ | 1.5mm |
材質 | 塩化ビニル樹脂 |
購入価格 | 2,027円(税込) |
サイズや厚さは一般的なチェアマットと同じでお値段控えめ。
違いは材質に塩化ビニル樹脂が使われている点で、まさにテーブルに敷くアレ(マット)です。
質感はイメージして頂きやすいと思います。
ニトリやネット通販で売っている安価なチェアマットの材質は主に「PVC」です。塩化ビニル樹脂と何が違うのかを調べてみたところ曖昧な記述でした。
ポリ塩化ビニル(ポリえんかビニル、polyvinyl chloride、PVC)または塩化ビニル樹脂とは合成樹脂(プラスチック)の1つで、塩化ビニル(クロロエチレン)の重合反応で得られる高分子化合物である。塩化ビニール、塩ビ、ビニールなどと略される。
引用元:Wikipedia ポリ塩化ビニル
一見、「同じ物」のように感じられますが、厳密には重合具合で硬さが違うとのこと。
同じPVCでも商品によっては「ペンケースのような柔らかさ」だったり「クリアファイルのような硬さ」があるようです。
つまり、材質がPVCでも実際に手に取ってみるまで硬さが分からない。ニトリのテーブルマット(塩化ビニル樹脂)は「柔らかめ」とだけお伝えできればと思います。
巻き癖はほぼゼロ
本体重量は約2kg。開封直後は画像のように「くるん」と巻いた状態です。
ビニル同士のくっ付きを剥がしながら広げていくと、自重だけでほぼ真っすぐに敷けました。
巻き癖があったのは開封した1日~2日目だけ。縁に本や小物入れのような軽めの物を置いておくと、すぐに端まで真っすぐになります。
1.5mmの厚さ(丈夫さ)の重みと柔らかさで巻き癖が付きづらく、端が浮いてこないので足がひっかかる心配がありません。
これだけフラットになれば下に髪の毛やゴミが入り込んでしまう恐れが少なく、見た目を損なわず快適に使えます。
クリア(透明)な見た目
巻き癖がほぼないので全体がクリアです。透明タイプはチェアマット自体の主張が控えめで部屋の雰囲気を大きく変えないのもポイント。
一部、ネット通販で買える商品は端だけではなく中央部も巻き癖が付き、全体が波打った感じになるようです。そうなってしまうと使い物になりませんね。
「お値段以上」というだけあって高品質と感じました。
そして、透明なチェアマットにしたかった理由はカビ対策です。特に湿度が高い団地の畳に物を敷くと湿気でカビが生えやすい環境となります。
透明なら異変に気が付きやすく、いつの間にか「すごいことになっている」なんて事態を防げます。まだ初期ならアルコールや重曹で除去しやすいはず。
それでも、一週間に一度くらいはチェアマットを上げて風通し良く換気(乾燥)させたり、掃除機をかけたり清潔を保つように心掛けましょう。
キャスターが滑りにくい
柔らかい塩化ビニル樹脂素材のため、座りながらでは「ス―」と滑りません。
うちはデスクの位置に畳縁(濃い緑)の段差があって少し腰を上げながら椅子を引いています。もちろん、敷かないよりは全然マシです。
座っていない状態では軽々と動きます。
もし、チェアマットを敷かないまま畳の上を移動するとイ草の凹凸が抵抗になったり、キャスターがめり込んだりします。それに「ミシミシ」鳴りながら明らかに傷む音が…。
塩化ビニル樹脂を使う場合は、どちらかというと「滑り」よりも「キズ防止」の用途です。
「滑り」も求めるなら硬い素材が必要となりますが、板のような物を下に敷くと全体が重くて畳の広範囲が凹んでしまう心配があります。
キャスターの跡が付く
同じところで座っていると、どうしてもキャスターの跡が付いてしまいます。(PVCでも付くようです)
畳に影響がなく、しばらくすると元に戻るので気にはしていませんが、柔らかい材質のチェアマットのデメリットとして知っておいてくださいね。
滑りも含めて完璧を目指すならスマホのハードケースでも使われる「ポリカーボネート」が軽量かつ堅くておすすめです。ただし、結構なお値段がします。
耐久性が良く、長期間使う前提でどうせなら最初から買ってしまうのも一つの手です。ご予算に合わせて選んでいただければと思います。
まとめ
和室に使うチェアマットの代用でニトリのテーブルマットが使えることをご説明させていただきました。
2か月間ほぼ毎日使ってもキレイな見た目を保っていて耐久性がありそうです。そして、エンボス加工はありませんが畳の上で使用しているせいかほとんどズレません。
座ったままではオフィスチェアがやや滑りにくくキャスター跡が付いてしまうものの、安価で畳が保護できるアイテムとして今のところは満足して使っています。
3サイズ・1.5mmと1.0mmの厚さがあります。ニトリのネット通販は11,000円以上の購入から送料無料になりますので、お近くの方はお店へ買いに行きましょう。
この記事で使用したテーブルマットはこちらです。
>>ニトリ Yahoo!店:透明テーブルマット
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