オフィスチェアは意外と高い。ネットでハーマンミラー社のアーロンチェアがベタ褒めされていたので調べてみると、お値段なんと10万円以上…。
思っていた価格よりも3段階くらい高くて、目玉を飛び出しながら「ヴェッ」っと変な声が出てしまった…。皆さんお金持ちor経費で落としているのでしょうね。羨ましい。
そこで更に調べていると、メッシュタイプで理想に近い「DEVAISEオフィスチェア(ORABGY603BL)」をAmazonで見つけました。
- メッシュタイプ
- ヘッドレスト付き
- 跳ね上げ可能なアームレスト付き
- 安い
- 黒色
ニトリや近隣の家具屋さんでは同じようなモノが2万円近くします。それを考えるとコスパが良く、上記のようなタイプのオフィスチェアをお探しの方にはおすすめ。
見た目的にもソコソコかっこよく、座り心地は意外と良かったです。ここでは、約3か月間DEVAISEオフィスチェアを使用したレビューをお伝えします。
DEVAISEオフィスチェアを使っている感想
身長175cmの普通体型(猫背)が主にタイピングをするために使用した場合の感想です。特に座り心地は体型によって感じ方が異なることを予めご了承ください。
- 座り心地
- ヘッドレスト
- ロッキング機能
- アームレスト(肘掛け)
- 耐久性
- 組み立て方法
上記についてご説明していきます。
座り心地
全体的にメッシュが使われているのですが、アーロンチェアとは違って座面はウレタンにメッシュを被せているタイプです。
前側はウレタンが厚くフカフカ、後側は薄めで中央が少し凹んでいます。腰掛けてもギシギシせず安定性は抜群。2~3時間ならずっと座っていられるくらいの優しい座り心地です。
座面と背面の間に隙間が大きく、腰の位置はどことも接触せず、体型にもよりますが「包み込むようなフィット感」はありません。
個人的には100円ショップで売っているような小さいクッションを後ろに敷いた方が腰周りが安定して負担が少なくなると感じます。
メッシュは粗めで長時間座っていても蒸れにくいメリットがあります。夏場に使っていた時は背後から扇風機の風を当てるとより快適に座れました。
しかし、冬場は若干寒くて、座面は貫通していない(ウレタン入り)ので間にゴミが入りやすいデメリットがあります。掃除機で吸うしかないですね。
メッシュの縫い目自体はしっかりしていて肌触りが良く引っかかりがありません。アームレストに肌が触れてもサラサラで肘が痛くなることはなかったです。
座り心地は合格レベル!
ヘッドレストが後ろ気味で使いにくい
背面はS字カーブ状になっていてヘッドレストは中心よりも後ろ気味です。
そのため、後ろにもたれ掛けるように「ふんぞり返った」くらいの姿勢にすると頭部と背中にフィットします。
つまり、チェアをデスクに近づけて“背中を預けながら”作業をしたい人向けのオフィスチェアです。考え方はゲーミングチェアに近いと思います。
向きと高さは調整できるのですが、根元が固定されていて前後方向への調整は不可。前後の位置まで調整できれば、調整幅が広がってフィットしやすかっただろうなと感じます。
ヘッドレストは画像の上矢印方向へは固定され、下矢印方向へはカチンと言いながらすぐに位置が変わってしまいます。丁度良い位置に合わせてから使用しましょう。
身長175cmで座高が高めな僕が座ると4cmほど伸ばした上向きの位置が丁度良いです。背が高い180cmくらいの人なら、もっと伸ばして対応できると思います。
身長160cmの嫁様にお掛けになっていただくと1~2cm伸ばしたくらいが頭部にフィットするとのこと。
縮めて下向きにすると座面から後頭部までの高さが最小で57cm前後。小柄な女性や勉強用にお子さんでも座れるはずです。
姿勢が良くて背筋がピンと伸びている(伸ばしたい)人には逆にしんどいかもしれません。
むしろ、もたれ掛かるタイプのオフィスチェアではなく、ヘッドレスト無しの「バランスチェアタイプ」をおすすめします。
リクライニング無し!ロッキング機能のみ
「DEVAISEオフィスチェア」は大きく倒れるリクライニング機能ではなく、ロッキング機能が付いています。
ロッキングというのは背もたれに寄り掛かると後ろに倒れる機能で、ゆらゆらと揺らしてリラックスをするためのモノです。
可動域は座面と一緒に動くタイプで最大120度(30度動く)まで。座面下のレバーとつまみで「ON/OFF」硬さの「ゆるむ/しまる」が調整可能です。
※商品説明ページは25度と記載されています。
必要かどうかは個人によって違いますね。もし必要がないならOFFにすれば良いですし、寝れるくらい倒れた方が良い人は別のオフィスチェアを選択しましょう。
使ってみると反発力で元の位置に戻る感じでした。ギシギシと音が鳴る訳でもなく、安定して座ったまま傾きます。
跳ね上げ式の肘掛けが便利
重要視していたのが跳ね上げ可能なアームレストです。座っていない時にデスクの中に納まると部屋が広々と使えて良いです。
跳ね上げの機構は装置が付いている訳ではなく、チェア本体とアームレストを固定しているボルトの締め付けによる摩擦で保持しているだけ。
そのため、長年使っていると擦り減って保持しなくなる恐れがあり、スカスカになった場合は増し締めやワッシャーを噛ませて締め直すしかないと考えます。
頻繁に上下させる人は注意した方がよさそう。
主にタイピングをするためにパソコンを使っているので45度くらいの位置で固定したままです。あまり動かさなければ、すぐにダメになることはないと思います。
何を打つか考える時に肘を置く程度ですが、やはりアームレストがある方が楽。軽めに肘を置く程度ならしっかりと保持してくれます。
丁寧な仕上がりで耐久性がありそう
メッシュの折り返し部分は飛び出たりほつれることなく、全体的にすごく丁寧な仕上がりです。毎日3か月間使った現在も購入時と変わりなく耐久性はありそう。
クオリティや機能、高価なオフィスチェアと比べても遜色なく、「この値段でええのん?」というのが正直な感想です。
※購入時より若干値段が上がっています。最新情報は通販サイトにてご確認お願いします。
唯一、安いっぽいなと感じるのが枠組みや脚のナイロン樹脂。
艶無しでエンボス加工が施されているのですが、見えにくいところにバリが残っていたり、深い黒色ではないため高級感はありません。
もう少し純粋な黒色だったら良かったのになと感じるところです。まあ、部分的な問題ですので全体をパッと見た時はヘッドレスト付きでカッコよく見えます。
耐荷重に関してはORABGY603が約90kgで、DEVAISE製の他のオフィスチェア(約150kgまで)と比べると劣ります。
ただ、他製品はアームレストが跳ね上げ式ではなく昇降式になったり、値段が高かったりと理想のオフィスチェアではなくなってしまうので、こちらのチェアを選びました。
枠組みや脚のナイロン樹脂が使われている点が耐久性として心配になるところ。というのも、Amazonのレビューを見ると軸の棒が脚から下に飛び出ている画像があります。
95kgの人が座っていたとのことで、それは許容オーバーですね。耐荷重を守り、飛び跳ねなければ大丈夫かと思います。
1年間無償部品交換保証付きで万が一、壊れても安心です。
DEVAISEオフィスチェアの組み立て方法
DEVAISEオフィスチェアの組み立て方法をザっとご説明します。
大型商品のため、宅急便の人は「団地の下までしか運んでくれないかな?」と心配しましたが玄関まで持ってきてくれました。
開封するとバラバラになったオフィスチェアが入っています。基本はボルトによる締め付けと部品の差し込みだけで完成するので簡単です。
見たままにしか取り付けできず、直感でどの部品が付くのかすぐに理解できます。
キャスターは脚に差し込むだけ。やや固くて入りずらいため、両手でつかみながら握るようにすると入りやすかったです。
入らない時は足で踏むと女性でも力を込めやすいと思います。
座面と土台はフロントマークを合わせて付属の六角レンチでボルトを締めます。
ボルトの頭が違いますが、こちらのタイプも工具付きです。ボルトを仮締め後、全体を2~3周しながら本締めしていくとバランスよく固定できます。
いきなり本締めをすると片側が浮いたり穴の位置がズレるので、必ず仮締めで部品の位置決めをしましょう。
固定できたら8個(1個予備)のキャップでボルト穴を隠します。
ヘッドレストを取り付けた後ろのボルト穴は何故か隠さずそのままです。
完成しました。時間は説明書を見ながらでも15分ほどで終わります。部品点数が少なく取り付ける位置が決まっていて簡単でした。
キャスターで床が傷つく恐れがあり、できればチェアマットも用意した方が良いです。代用できるアイデアは下記記事でご説明しています。
まとめ
DEVAISEオフィスチェアはメッシュタイプで跳ね上げ式アームレストが付いているのに安くてコスパが良いです。
特徴
- メッシュタイプ
- ヘッドレスト付き
- 跳ね上げ可能なアームレスト付き
- 安い
- 黒色
Amazonの評価も高く、個人的には安く購入できたこともあり気に入って毎日使っています。ちなみにカラーバリエーションは「ブラック・ホワイト」の2色。
ホワイトはモノトーンでカッコいいです。気になった方は通販サイトを確認してみてくださいね。
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