集合住宅に住んでいて気になるのが騒音問題です。特に団地住まいは下の階に足音が響きやすく、ご迷惑にならないように考慮しなければなりません。
とは言っても、ウチみたいに小さな子供がいる家庭は部屋の中で走り回ってしまうのが日常茶飯事ではないでしょうか。
少しでも防音対策になるように購入してみたのが「ダイソーのジョイントマット」です。これが微妙…というか期待する防音効果はありませんでした。
それなら最初からネット通販で人気の分厚いジョイントマットを買えば良かった、という後悔の念をお伝えしていきます。
ジョイントマット選びのご参考になれば幸いです。
ダイソーのジョイントマットに防音効果を期待してはいけない
ダイソーのジョイントマットはたくさんの種類があります。
- 40cm×45cm(大判1枚入り)
- 30cm×30cm(木目/コルク/布/1枚入り)
- 30cm×30cm(単色2枚入り)
など
近所のダイソーに売っていたのが30cm×30cm(単色2枚入り)です。2枚で110円ならコスパが良いなと思い、いきなり9セットも購入してしまいました。
実際にフローリングの上に敷いてみて後悔した点をご説明していきます。
薄いと衝撃を吸収しない
ダイソーで売っているジョイントマットの厚みは約1cmです。
ネット通販で売られている一般的なジョイントマットも約1cmが多いのですが、1cmでは衝撃を吸収できずフローリングに伝わりやすくなります。
マット自体の柔軟性は少なく、子供が走ってしまった時の“ドタドタ感”は敷いていない時と比べても違いを感じられませんでした。
スプーンを落とした時も普通に響きます。
サイドパーツが売っていない
家に帰って気付いたのがサイドパーツ(角パーツ)が売っていなかったこと。
もちろん商品本体に付属していませんし、ジョイントマットがあったお店の棚付近にもありませんでした。
サイドパーツが無いとゴミが入りまくります。
またダイソーへ見に行くのは手間なので、ネットで検索してみると販売しているという情報は出てきません。
Amazonや楽天市場で探してみると意外と高く、それにダイソーのジョイントマットとピッタリ合うのか分からないという問題もあります。
壁にキレイに密着させようと思うとカットして使うしかなさそうです。
意外とコスパが悪い
ネット通販で売っているモノでも同じことが言えますが、フローリングの上では部屋の端から端まで敷きつめないと滑りやすくなります。
1枚から安価で購入できても、部屋の一部分だけにダイソーのジョイントマットを敷くのは止めておいた方が良いですね。
たたみ1畳のサイズは次の通りです。(地域や住宅によって異なります)
京間(西日本エリア):191.0cm× 横 95.5cm=1.82m2
引用元:SUUMO 1畳(イチジョウ)の意味・解説
中京間(東海エリア):182.0cm× 横 91.0cm=1.65m2
江戸間(東日本エリア):176.0cm× 横 88.0cm=1.54m2
団地間(エリアに関係なく多くの団地で採用):170.0cm× 横 85.0cm=1.44m2
団地の場合は170.0cm×85.0cmが一畳なので、1枚で30cm×30cmのジョイントマットを敷くと一畳あたり18枚が必要です。
※余りはカット
つまり、2枚110円のタイプを購入すると9セットが必要となり「1畳分で990円」します。
記事投稿時点は同じ厚さ(1cm)の「タンスのゲン 木目調ジョイントマット6畳用」がサイドパーツ付きで4,999円(税込)。
- タンスのゲン:4,999円
- ダイソー:5,940円
意外とダイソーのジョイントマットはコスパが悪いです。
それなら買い足していかずに最初からサイドパーツ付きの6畳セットを購入すれば良かったなと思いました。
結局、タンスのゲンで買いなおすことに。
ダイソーよりネット通販のジョイントマットを選ぶべき理由
- 素材
- サイズ
- カラー
- 厚さ
など、ネット通販は種類が豊富
種類を選べる
何といってもネット通販は種類を簡単に選べるのがメリット。厚さ2cmは少しお値段が高いのですが、防音対策のために必要と考えて購入しました。
厚めのタイプは実店舗で見かけたことがなく、探し回る手間が省けて家まで届けてくれるネット通販は便利だなと再確認。
ほとんどのショップは送料無料で安心です。
ちなみに素材は「樹脂の表面にビニールコート/コルク/ラグ」の3種類が主流です。
防音効果が高いのはコルクだそうですが、他の種類と比べて高価なのと汚れが目立ったり水分を吸収しやすいデメリットがあります。
具体的には、飲み物をこぼしたりお漏らしをしたりといった場面があると片付けるのに大変。
お子さんの年齢や使用用途で素材を選びましょう。
セット購入は割安
先ほどもご説明した通り、ダイソーで少しづつ買い足していくよりもネット通販でセット買いする方が割安です。
3畳、6畳、8畳、12畳から選べ、一般的に面積が広いほど1枚当たりの価格が下がります。
注意点としては、6畳の2部屋分として12畳用を購入するとサイドパーツが足りない恐れがあります。付属品の数は要確認です。
もしバラ売り(単品販売)をしていないジョイントマットは部屋の端までキレイに敷きつめられなくなってしまいます。
ソファーや家電などで壁際が見えなくなる分はサイドパーツを使わない工夫をすると良いですね。
まとめ
この記事の内容をまとめます。
- 固くて薄いので防音効果はない
- 子供が走ると普通に響く
- サイドパーツが売っていない
- 部屋全体に敷きつめないと滑りやすい
- たくさん購入すると割高になる
- ネット通販はサイドパーツ付きで割安
何度言っても子供が走り回ってしまう…のは仕方がないとして、下の階の住人からクレームがきてご近所トラブルになるのは避けたいです。
小さなことでも日頃から積み重なると大事に発展します。出来るだけ早めに防音対策をしたいですね。