団地で光回線を契約するならどこが良いのか?結局おすすめはどこなのか?
まずは結論からお伝えします。
ポイント
- お使いのスマホ・携帯電話で「セット割引」がある光コラボ事業者
- 格安SIMユーザーは特典が充実している光コラボ事業者
団地に住んでいておすすめの光回線は「ドコモ光」「So-net光プラス」「ソフトバンク光」のほぼ3択です。
特に県営・市営・都営・府営などの団地は速度に期待できる自社の光回線(NURO光など)を導入してもらうには無理があります。
なぜなら建物の所有者が行政だから。
具体的には穴あけ工事に厳しい、他の利用者が既設のネット回線で満足している、古い団地は技術的にケーブルが通らない、特定の居住者のみにメリットは不公平、などが挙がります。
「自治会議で契約を見込めるネット利用者数の確認⇒管理会社⇒府県・市の担当者に相談⇒決議」は難易度が高すぎる。
既に通っている場合を除いては開通までに時間と労力がかかりすぎるので、キッパリと諦める方が無難です。
もし導入済みの団地なら「選択肢に入る」くらいの気持ちでいましょう。
この記事で団地の光回線選びや引越し時のネット環境の見直しでもご参考にしていただければと思います。適切な光事業者を選択すると節約になりますよ。
- ドコモユーザー
⇒ドコモ光 - auユーザー・格安SIMユーザー
⇒So-net光プラス - ソフトバンク・ワイモバイルユーザー
⇒ソフトバンク光 - 団地に導入済みなら自社の光回線事業者も視野に (NURO光・auひかり・電力会社回線)
※最新の情報は公式サイトにてご確認お願い致します。
団地におすすめの光回線
最低限押さえておくポイントは次の通りです。
- 月額利用料
- スマホ・携帯電話のセット割引
- ルーターの利用料
- 次世代通信規格「v6プラス」に対応済み
(IPoE方式のIPv6接続) - キャッシュバックまたは月額利用料割引特典
- 工事費
- 複雑なシステムではないか
つまり、総額で見て月額料金が安く、回線品質に問題がなく、特典が充実しているか?ということ。理解しやすい内容になっていることも大切です。
特にスマホ・携帯電話と光回線のセットは割引額が大きくなり、最近の光回線選びでは最重視されています。
ドコモユーザーならドコモ光
ドコモのスマホや携帯電話を使っている方は「ドコモ光」がベスト。なぜなら、他社には無いドコモユーザーのみに向けた特典が多いからです。
特に数ある光コラボ事業者のなかでも「GMOとくとくBBのドコモ光」がおすすめです。
- セット割でスマホの月額が最大1,000円割引
- ドコモ光の2年定期契約の更新のたびに3,000ポイント
- 高性能Wi-Fiルーター無料レンタル
- v6プラスに対応
- 新規基本工事料が無料
- 最大20,000円キャッシュバック
セット割で永年最大1,000円割引
例えば、家族3人がドコモの「ギガプラン」を使っていると、毎月のスマホ月額利用料が永年3,000円も割引になります。
契約プランによって割引額は異なるのですが、「ドコモでまとめる」ほどお得。スマホ・携帯1台ごとに割引なのはすごいですね。
光回線とスマホ・携帯電話をまとめる割引特典は、逆に考えるとドコモユーザーが他の光事業者で契約してもメリットが少なく損です。
ドコモユーザーにセット割が適用される光回線事業者はドコモ光しかなく、「ドコモユーザー=ドコモ光一択」と言えます。
2年定期更新のたびに3,000ポイントプレゼント
さらに、ドコモ光は2年定期契約の更新のたびにdポイント(期間・用途限定)で3,000ポイントが付与されます。
(ドコモ光更新ありがとうポイント)
ドコモユーザーはdポイントクラブ会員に加入済みだと思いますので、ペア回線(ドコモ光と組み合わせる)にしておくと更新ごとに受け取れるのは美味しいです。
長年利用していてもメリットが続くのは良いですね。
高性能Wi-Fiルーター無料レンタル
高性能Wi-Fiルーターの無料レンタルがあると追加料金の心配がなく、機器に詳しくなくても「選び間違い」がありません。
レンタルは3種類の中から選ぶのですが、速度・無線LAN規格など、3つともに性能が良いです。つまり、見た目で選んでもOK。
強いて言うなら、BUFFALO(WSR-2533DHP3)はWi-Fi電波が「ビームフォーミングEX」で届きやすいです。
安定性重視ならBUFFALOのルーターにしましょう。
そして「V6プラス」に対応しており、時間帯による混雑を避ける快適な通信が可能。ドコモ光は割引や特典が多くても回線の品質に優れています。
新規基本工事が無料
もし開通に工事が必要になっても「新規基本工事が無料」です。現在フレッツ光を使っていて転用する場合でも工事料はかかりません。
※予告なく終了または変更する場合あり
契約事務手数料は3,300円(税込)で工事が必要でも必要なくても発生します。新規なら工事費無料で事務手数料が必要と覚えておきましょう。
最大20,000円のキャッシュバック
映像サービスのオプションを同時申込みすると、「最大20,000円のキャッシュバック」を実施しています。
※キャンペーン期間あり
もしオプションに加入しない場合は「5,500円のキャッシュバック」です。何も加入しなくても貰えるのは嬉しいですね。
※キャッシュバック特典に関するお知らせメールは4ヶ月目に届きます
スマホ・携帯電話のセット割があるだけでドコモ光は月額料金(マンションタイプ 税込4,400円)が実質的にかなり安くなります。
GMOとくとくBBのドコモ光はルーターのレンタルや工事費が無料、キャッシュバックの案内が早いなど、全体的に理解しやすいシステムでおすすめです。
ちなみに契約満了月の当月・翌月・翌々月以外はマンションタイプで8,000円の解約金です。ドコモユーザーは迷うことなくドコモ光がベスト。
>>速いドコモ光なら【GMOとくとくBBのドコモ光】
auユーザー・格安SIMユーザーならSo-net光プラス
auユーザーはauひかりに契約するべきなのですが、auひかりは自社回線のため団地に導入されている可能性が低くなります。
※導入されているか要確認
そのため、auユーザーと光回線のセット割引(auスマートバリュー)がある「So-net光プラス」がおすすめです。
格安SIMユーザーについてはセット割引のような特典がないのですが、総額の安さと回線の品質、分かりやすさで同じくSo-net光プラスが良いですね。
- 誰でも2年間の月額料金が安い
- auスマートバリューでスマホの月額が最大1,000円割引
- v6プラス対応
- v6プラス対応高速Wi-Fiルーターが永年無料
- セキュリティソフトが48か月間無料
- 訪問設定サポートが無料
- 最大12か月間オプションサービスが無料
- 工事費込みの料金で分かりやすい
- キャッシュバックの貰い損ねがない
誰でも2年間の月額料金が安い
So-net光プラス公式はキャッシュバックがないのですが、毎月の料金から2年間は自動的に「割引特典」として引かれていて貰い忘れがありません。
「最初の2年間が安い=キャッシュバック」として考えて差し支えないでしょう。
工事費込みでWi-Fiルーターが無料、セキュリティソフトが48か月間無料、最大12か月間オプションサービスが無料など、色々とコミコミ価格で理解しやすいですね。
非常に分かりやすい契約内容で「訪問設定サポート無料」も活用すれば初心者でも安心です。
auスマートバリューで永年割引
auスマートバリューは「対象の光回線と電話+auのスマホ・携帯電話」でau利用料金から1台あたり最大1,000円が永年割引になる特典です。
So-net光プラスはauスマートバリューに対応していてauユーザなら毎月の料金が下がります。
プランによって額はことなるのですが、以前使っていたauスマホの請求額から934円が毎月割引されていました。家族でauにまとめるほど得をします。
ただし、基本料金500円/月の電話契約も必要となるのでご注意を。
それでも、プランによっては同額または割引額の方が多くなるので電話契約をしても得をすることには間違いないです。
ちなみに、「ベイコム」というケーブルテレビのインターネットでauスマートバリューが適用されていた時は、電話の契約だけで電話線すら接続せずに割引が適用され続けました。
セットの割引を受けるには電話の契約が必須ですが、固定電話として使わなくても良いみたいです。
v6プラス対応高速Wi-Fiルーターが永年無料
肝心の回線については「v6プラス対応」で混雑を回避した快適な通信ができ、v6プラスに対応した高速Wi-Fiルーターが永年無料な点でも安心。
最大速度867Mbpsの性能ですが、集合住宅で最大1Gbpsの理論値近くまで出ることはまずないので普通に使うならこれで充分。
特定方向に強く電波を飛ばす「ビームフォーミング」や複数端末を接続した時に速度低下を防ぐ「MU-MIMO」が搭載されており、無料ルーターの性能としては良いと思います。
あまり気にすることではありませんが、36カ月の契約期間で更新月以外の解約は20,000円 (不課税) が必要なのは知っておいてください。
>>【So-net 光 コラボレーション】キャッシュバックキャンペーン実施中!
ソフトバンクユーザーならソフトバンク光
ソフトバンクユーザーがソフトバンク光に契約すると「おうち割 光セット」で1台当たりのスマホ料金が永年最大1,000円の割引になります。
同じグループの「ワイモバイルユーザー」でも、プランによってはワイモバイル利用料金の割引があります。
スマホと光回線をまとめないと損ですよ。
ソフトバンク光は株式会社エヌズカンパニーがおすすめです。
- ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはおうち割り 光セット適用
- IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)に対応
- ソフトバンク公式+光コラボ(エヌズカンパニー)の特典が受けられる
- 選べるキャッシュバックキャンペーン
- 開通までの間にWi-Fi機器無料レンタルサービス
- 他社スマホ・携帯電話の解約金相当額割引
- 他社光回線の違約金・撤去工事費用をキャッシュバック
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはおうち割 光セット適用
ドコモセット割やauスマートバリューのように、ソフトバンク光もソフトバンク・ワイモバイルユーザーなら毎月のスマホ代が割引されます。
※合計税込2,116円/月⇒550円/月
ソフトバンク光は少し特殊で「光BBユニット」という専用ルーターだけではWi-Fiが使えません。Wi-Fiを使うには「Wi-Fiマルチパック」のオプションが必要です。
さらに、「電話」に加入しないと「おうち割 光セット」が適用されません。
それぞれのオプションに個別で入ると毎月合計で2,116円もかかるのですが、ソフトバンク光の申込み時に「おうち割 光セットオプション」に加入すると3つで月550円になります。
光BBユニットをレンタルするメリットは電話機の接続とIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)が使えて混雑を避けられることです。
※v6プラスと呼び名(サービス名)が違うだけで仕組みは同じです。
「おうち割 光セット」の割引と「おうち割 光セットオプションの550円/月」を相殺すれば、実質的にWi-Fiが使える専用ルーターと電話の基本料金が無料になります。
そのため、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーがソフトバンク光に契約する際は「おうち割 光セットオプション」に迷わず加入しましょう。
ソフトバンク公式+光コラボ(エヌズカンパニー)特典がもらえる
株式会社エヌズカンパニーでソフトバンク光を契約すると、「ソフトバンク公式+光コラボ(エヌズカンパニー)」の特典がもらえます。
ソフトバンク公式のキャンペーンは期間限定で入れ替わることが多く、エヌズカンパニー経由なら貰い損ねる心配が少ないです。
「選べる!当社ソフトバンク光キャンペーン」はキャッシュバック金額が多い特典Aとキャッシュバック+無線LANルータープレゼントの特典Bの2種類。
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは「おうち割 光セットオプション」で「光BBユニット」のルーターをレンタルするので特典Aがおすすめです。
特典Bの無線LANルーターを貰う意味は、光BBユニットがビームフォーミングを搭載しておらず、360度全周に電波を発する方式のため置き場所によっては受信しにくいことがあります。
そのため、ルーターを接続してWi-Fiを使います。
- 光BBユニット(Wi-Fi機能停止設定・電話機接続)
- ⇒プレゼントルーターでWi-Fi
- ⇒スマホやパソコンでインターネット
という流れ
ですが、実際に使ってみないと回線速度は分からないし逆効果で遅くなる可能性もあります。
せっかく「おうち割 光セットオプション」で「Wi-Fiマルチパック」も付いているので、とりあえずは「光BBユニット」で使ってみてダメならネットで市販のルーターを購入すれば良いと思います。
他社光回線の違約金・撤去工事費用をキャッシュバック
ソフトバンク光は解約証明書提示などの条件を満たせば転用時に他社光回線の違約金・撤去工事費用をキャッシュバックしてくれます。
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーで、今まで何となくフレッツ光で契約していた人でも移りやすいですね。
セット割引があれば毎月の通信費が節約になりますよ。
他にも、必要であれば開通までの間にWi-Fi機器の無料レンタルサービスがあり、ネットが使えなくなるリスクを減らせます。
「ソフトバンク公式+光コラボ(エヌズカンパニー)」の特典が多く、ここではすべてをご紹介できません。リンク先で確認してみてくださいね。
下記リンク先でキャンペーン動画が再生できます。ソフトバンク光2年自動更新プランを契約満了月以外で解約した場合は9,500円の解除料です。
>>【SoftBank光キャンペーン】CB最短2ヵ月現金振込!簡単申請完了!オプション不要!
団地に導入済みなら自社光回線系も視野に
自社光回線の最大のメリットはNTTの光回線網を使わず回線利用者が少ないことです。
つまり、フレッツ光(光コラボ)と比べると同じような月額料金なのに、混雑が少なくて回線スピードが速い可能性が高まります。
まだ対象地域が狭くて提供エリアは限られますが、最近では5Gbps・10Gbpsの超高速プランも登場していて速度重視なら少々高くても自社回線系にするのもアリ。
ちなみにソフトバンクユーザーがNURO光に入ると割引があります。
他にも、電力会社の光回線なら「電気とセット」「テレビとセット」などの割引になるプランが用意されていたりします。
※各電力会社によりサービス内容は異なります。
スマホのキャリアにこだわりがなく頻繁に乗り換える人は「スマホと光回線のセット」ではなく、「電気やテレビと光回線のセット」で節約するのも一つです。
※電力会社系の光回線は西日本にしかありません。
しかし、団地に新規の光回線を導入するのは難易度が高すぎます。既に導入されていれば選択肢に入れる程度で、ダメならキッパリと諦める方が労力と時間の無駄になりません。
※自分で交渉を進める場合があります
まずは、各光事業者の「提供エリア検索」でお住いの団地が表示されるか確認してみましょう。
ちなみに、実家で入っている「eo光」はネットと電気をセットにすると電気料金の月額基本料金が0円になる特典があります。
※申し込み窓口により特典は異なります
父曰く、元から使っていたNTTの固定電話を光電話にまとめたのも含めて大幅に節約できているそうな。
とにかくお伝えしたいことは、単独で光回線に入ってもメリットがないということ。スマホ・携帯電話または電気やテレビとセットにして賢く通信費を削減しましょう。
まとめ
使っているスマホ・携帯電話と光回線のキャリアをまとめて「セット割引」を受けるのが王道です。家族分も合わせると割引額が大きく、年間ではかなり違います。
格安SIMを使っていたり頻繁にスマホを乗り換える場合は、「So-net光プラス」が様々なオプションが無料で総額的にも安く、v6プラスで安心。
自動割引は分かりやすいです。
既に自社回線系が団地に導入済みなら、スマホ・携帯電話とは関係なく「速度重視」にしたり電力会社で「電気・テレビのセット割」を受けるのも一つの手です。
まずは「自社の光回線が団地に導入済み(提供エリア)か」を確認して絞り込んでいくのが良いと考えます。そうすれば、残りの選択肢が見えてきますよ。
- ドコモユーザー
⇒ドコモ光 - auユーザー・格安SIMユーザー
⇒So-net光プラス - ソフトバンク・ワイモバイルユーザー
⇒ソフトバンク光 - 団地に導入済みなら自社の光回線事業者も視野に (NURO光・auひかり・電力会社回線)
※最新の情報は公式サイトにてご確認お願い致します。