団地(公営住宅)では、前入居者が設置したり身体が不自由な方向けの部屋を一般開放した時に、手すりなどの補助設備が廊下やトイレ、浴室に残されている場合があります。
入居時に取り付けられたままでした。
室内の改造は基本的に認められておらず取り外しができません。手すりを必要としなくても、せっかく備え付けられているなら何かに使ってみましょう。
そこで今回は、100均やネット通販で買えるアイデア商品を使って室内の手すりを活用する方法をご紹介します。
手すり等の設置については、各公営住宅の管轄事務所への申請が必要となります。退去時に撤去するよう指示される自治体もあります。
室内手すりを活用できる便利商品
セリアのフッククリップ
セリアには手すりやパイプに挟んで使う「フッククリップ」が110円(税込)で売っています。このクリップは汎用性が高くて非常に便利。
※ダイソーでも見かけました
使い方は簡単で洗濯ばさみのように先端を広げて挟むだけです。例えば次のような場面で使えます。
- お風呂の掃除用具かけ
- キッチンのゴミ袋かけ
- アウトドア時の袋かけ
- 室内の小物かけ
- 小物の吊り下げ
など
意外と挟む力が強くて“ちょいかけ”ならなんでも使えます。様々な場所に取り付けられ、2個使いにしても重宝しますよ。
元々はアウトドア用品で他メーカーが販売していたモノをセリアが真似して上下フック版として安価で販売しました。
耐荷重はアウトドア用よりも劣りますが、家庭内なら110円で手軽に購入できる「フッククリップ」がおすすめです。
ダイソーのスッキリ収納フック
ダイソーにフック付きのカゴが売っています。フックの形や長さ、カゴの素材など、たくさんの種類がありますので収納したい物によって形状を選んでくださいね。
トイレの手すりに使う例としては次の通り。
- トイレットペーパー入れ
- 消臭剤・芳香剤入れ
- 掃除用具入れ
- ゴミ箱として
など
こちらも自由に様々なモノを収納でき、床に置きたくない物でも宙に浮いて便利です。便座座りながら手が届きやすい点でも使いやすいと思います。
注意点をお伝えすると、手すりにぶら下げると壁との距離ができてカゴが斜めになりやすいです。あまりにも重たいモノや液体が入ったボトル入れには向いていません。
あとは物を取り出す時にカゴが揺れやすく壁を叩く恐れが。裏側をクッションテープで保護するとぶつかった時の音がしにくくなります。
S字フック
基本中の基本。S字フックはダイソー・セリア・キャン★ドゥなど、どこの100円ショップでも売っています。100円ショップはホームセンターで買うよりも安くて嬉しいです。
- プラスチック製
- ステンレス製
- ストッパ付き
- ねじれタイプ
- 回転式
- ロング・ショートタイプ
- J型になったクロスタイプ
など
たくさんの種類があります。玄関の傘立てやレインコートかけなど、こちらも用途にあわせて使い分けましょう。
towerのタオル掛け上ラック
山崎実業のtowerシリーズは本当に便利なアイデア商品が多いです。
「タオル掛け上ラック」はタオル掛けに棚を設置する商品ですが、幅が合えば手すりにも活用できます。
お風呂の手すりに使用すればシャンプーやボディーソープなどのボトル置きとして使えて、濡れた床に置かないので底がカビてしまったりヌルヌルになる頻度が激減します。
カラーはブラックとホワイトの2色。小さなフックが5つ付きでブラシや体を洗うボディタオルなどもかけておくことが可能です。
壁と手すりとの幅は約5cmもあればしっかりと収まります。重たいシャンプーボトルを上に置いてもぐらつきがなくビクともしません。
少し高めのお値段ですがお風呂に手すりがあるなら、床に設置する簡易棚よりも「タオル掛け上ラック」が邪魔にならずおすすめです。
まとめ
特別な便利商品を購入しなくても手すりはタオル掛けとして使えます。
使用済みのバスタオルをすぐ洗濯機に入れるのではなく、寝ている間に乾かしてから入れると洗濯槽のカビ予防になりますよ。
もし室内にたくさんの手すりがあるなら、この記事でご紹介したような便利グッズを活用してみてくださいね。