団地の水道蛇口は取っ手レバータイプではなく、昔ながらのハンドルタイプです。
ハンドルタイプは開閉に「ひねる動作」が必要で操作が煩わしく、食器を洗っている時に手が泡だらけですとハンドルを洗い流す手間が増えてしまいます。
そこで、レバータイプに交換すると、手首や手の甲で水道が操作できて非常に便利になります。
手が不自由な方でも力を掛けやすくて楽ですよ。
誰でも簡単にできる水道ハンドルの交換方法をご説明します。
水道ハンドルを交換する方法
水道ハンドルを交換する流れは次の通りです。
- 頭のビスを取り外す
- ハンドルを取り外す
- アダプタを取り付ける
- レバーハンドルをビスで固定する
- キャップを取り付ける
必要な工具は「ペンチ」と「プラスドライバー」だけで、一般のご家庭にもありそうな工具で交換ができます。
もしなければ、ホームセンターや100円ショップで購入しましょう。
頭のビスを取り外す
ビスはペンチで反時計回りにまわすと簡単に外れます。ペンチは先が尖ったラジオペンチではなく、角ばった普通のペンチの方がつまみやすく作業しやすいです。
力はほとんど要らずすぐにビスが外れます。退去時に「原状復帰」が必要となりますので、なくさないように保管しておきましょう。
ハンドルを取り外す
ビスとハンドルが取り外せました。
もし、汚れやサビで取り外せない時は前後に揺すったり「クレ556」のような潤滑剤を使うと外しやすくなります。通常は力が要らず、すぐに外れるはずです。
次はレバーハンドルのアダプタを取付けます。
アダプタを取り付ける
今回、使用したのが「SANEI Ring LEVER」です。この商品は樹脂製の丸型ですが、ステンレス製の棒レバー型など、様々な材質や形が販売されています。
お部屋の雰囲気や好み、予算で好きな形を選択してください。
他社商品でも一般的にアダプタが複数個入っており、ほとんどのメーカーの水道蛇口に対応しています。念の為どのメーカーなのか確認しておきましょう。
スピンドルにアダプタを取り付けました。奥まで被せるだけです。
レバーハンドルをビスで固定する
レバーハンドルを取り付ける際に注意点があります。
ハンドルレバーを差し込む位置によっては水道を開閉できなくなります。レバーを操作して十分な水量が出るまでの位置にした時に、壁やシンクに接触しないか確認しましょう。
取付けはレバーに付属しているビスを使用します。
複数個入っていてどれを使えばよいのか迷った時は、元々付いていたビスと付属ネジのネジ山(ピッチ)が合うものが正解です。
キャップを取り付ける
プラスドライバーでネジを締め付け、正しく取付けられているかの確認のため水を出してみます。
問題がなければキャップを溝の向きに合わせて取り付ければ水道ハンドルの交換が完了です。これでハンドルが泡だらけになることもなく、片手でサッと水が出せます。
まとめ
水道のハンドルは意外と簡単に交換できます。交換方法を知っていれば女性でも5分ほどで終わると思います。
キッチンだけではなく洗面所や洗濯機用の蛇口も取り替えてみても良いかもしれませんね。
樹脂製のレバーハンドルなら数百円から。ステンレス製でも千円ほどから買えます。お好みの形のレバーで便利に水道を使ってみてはいかがでしょうか。